観光地経営の視点と実践

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  • サイズ B5判/ページ数 227p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784621087268
  • NDC分類 689.4
  • Cコード C3052

内容説明

今日、わが国の観光地は、旅行スタイルの変化(団体から個人・少人数へ、周遊型から知的体験型へ)、交通条件とIT整備による旅行先の分散、海外旅行との競合といった市場環境の変化の真っ只中にある。本書はこうした環境の変化に対応し地域を活性化するため、「企業活動」と「まちづくり」を有機的に結び付け観光地全体をマネジメントしていく「観光地経営」の考え方を提示し、それを実現するためのポイントを現状の分析、ビジョンの策定、魅力と市場の創出、滞在型への転換、観光資源の保存・活用、組織・人材の育成、ブランドの形成、財源確保の8つの視点から実践例を交え丁寧に解説した。

目次

第1部 観光地経営のための8つの視点(観光地の特性と経営状況を把握する;関係主体を巻き込んで説得力ある将来ビジョンを策定する;新たな魅力と市場をつくる;滞在のための仕組みをつくる ほか)
第2部 観光地経営の参考となる10の事例(観光地経営に適した組織づくり―北海道阿寒湖温泉;環境変化に強い温泉観光地づくり―北海道登別温泉;地域への想いで結びつく地域内連携―青森県八戸市;ダウンサイジングと運営組織の再構築―新潟県胎内市 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

9
観光地全体を通じたマネジメント(資源、資産、リスク管理で、効果・成果を最大化する手法5頁注1)が要(ⅲ頁)。観光地の持続的な発展を目的とし、一定の方針に基づき、観光地を構成する様々な経営資源と推進主体をマネジメントするための一連の組織的活動(4頁)。シナジーがポイント。例えば経済波及効果=客数×消費単価×域内調達率(21頁)。39頁~の生活文化を活かした観光には共感できる。イリヤ&エミリア・カバコフの「棚田」は、農文化といえる作品(46頁写真)。「内発的観光開発」(75頁左段)とあるが、発展ではないのか?2014/02/24

Yamamoto Kunihiro

0
DMOの関連で読んだ本の中では一番まとまっていて、参考になるように思う。次の8つの視点を提唱しており、詳しく解説してある。 視点1 観光地の特性と経営状況を把握する 視点2 関係主体を巻き込んで説得力ある将来ビジョンを策定する 視点3 新たな魅力と市場をつくる 視点4 滞在のための仕組みをつくる 視点5 観光資源の保存と活用の両立をはかる 視点6 組織と人材を見直して実行力を高める 視点7 観光地としてのブランドを形成する 視点8 地域の観光財源を確保する2019/02/17

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