出版社内容情報
数理生物学テキストの世界的権威書。数理生物学の基本的モデルである個体群生物学や生理学だけにとどまらず、数理生物学全般を解説。
目次
連続型単一種個体群モデル
離散型単一種個体群モデル
相互作用する個体群のモデル
温度に依存する性決定:ワニの生存戦略
夫婦間相互作用の動態のモデリング:離婚予測と夫婦仲修復
反応速度論
生物学的振動子とスイッチ
ベロウソフ―ジャボチンスキーの振動反応
振動子の摂動、結合とブラックホール
感染症のダイナミクス:流行モデルとAIDS
反応拡散、走化性、非局所メカニズム
振動子が生み出す波動現象と中枢パターン発生器
生物学的波動:単一種モデル
フラクタルの利用と濫用
相平面解析
ラウス-フルビッツの条件、ジュリーの条件、デカルトの符号法、3次方程式の厳密解
著者等紹介
マレー,ジェームズ・D.[マレー,ジェームズD.] [Murray,James D.]
1931年スコットランド生まれ。セント・アンドルーズ大学にて、1953年に数学の第一級優等学位を、1956年に応用数学の分野で博士号を取得する。数理モデリングを軸として、発生生物学、生態学、疫学、医学、心理学など様々な分野において数多くの業績を有する。特に、動物の体表パターン形成の数理モデルによる研究は広く知られている。1969年~1985年、オックスフォード大学コーパス・クリスティ・カレッジフェロー、1986~1992年、同大学数理生物学教室教授、1987~2000年、ワシントン大学応用数学教室教授を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 生ける屍 ちくま文庫