出版社内容情報
量子力学と古典光学の基礎から光と物質の相互作用を量子論的に扱い、光エレクトロニクス等の応用まで丁寧に解説。
内容説明
量子光学は、光を光子の流れとして光学現象を取り扱う。本書はその入門書である。量子力学と古典力学の基礎から説き起こし、さまざまな応用の広がる各分野の話題を取り上げ、原子冷却や量子情報処理など最先端の専門的内容まで、統一的・体系的に学ぶことができる。複雑な数学的記述を極力避け、物理的内容が把握できるよう、丁寧に解説している。各章末の演習問題により理解を確認することができ、さらに学習を進めたい読者のための文献も充実。
目次
第1部 基本概念と科学的背景(基本概念;古典光学;量子力学;原子の放射遷移)
第2部 光子(光子統計;光子の反バンチング;コヒーレント状態とスクイーズド光;光子数状態)
第3部 原子・光子相互作用(光・原子間の共鳴相互作用;共振器中の原子;冷却原子)
第4部 量子情報処理(量子暗号;量子計算;もつれ状態と量子テレポーテーション)
著者等紹介
木村達也[キムラタツヤ]
東京大学大学院工学系研究科修了(工学博士)。光ファイバ伝送方式、光デバイスを研究。NTT基礎研究所所長、NEC支配人(研究開発)、NTT‐ATシニアアドバイザを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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