出版社内容情報
ニュービジネス開拓専門家としての立場からそのアプローチを理論的体系的に纏める。新しいビジネス創造のためのアプローチ法のすべて
内容説明
次世代日本の成長戦略の柱になるべきは、ニュービジネスの企業群とそのニュービジネスを創っていく主体になれる大手企業とベンチャー企業である。このニュービジネスの一つひとつを木にたとえると、それらの木が森というクラスターを形成するようにつくりあげ、さらに森の中からまた新しい若い木が次々と新しい成長サイクルをつくっていくような生態系システム、すなわちエコシステムをつくりあげることこそが日本の、あるいはグローバル経済における共通の成長戦略である。本書では、この日本の成長戦略を考えるために、経済成長を引き起こすイノベーションとはどういう仕組みであるべきか、さらには自律発展的なエコシステムをどうつくりあげていくべきか、について具体的に議論を展開していく。
目次
第1章 資本主義とイノベーション
第2章 インベンションとイノベーションの発展段階
第3章 大企業とベンチャー企業
第4章 リスクファイナンス・ビジネスのあり方
第5章 イノベーション・マーケット
第6章 グローバルマーケットをもう一度考える
第7章 イノベーション・エコシステム創造への挑戦
第8章 アントレプレニュアーの生まれる社会
著者等紹介
齋藤茂樹[サイトウシゲキ]
1961年生まれ。東京大学経済学部卒業後、85年に民営化一期生としてNTTに入社。大企業向け通信ネットワークの販売・構築、料金・サービス契約約款のデザイン、認可業務等を担当、94年退社。97年、米国マサチューセッツ工科大学(MIT)スローンスクールにてハイテクベンチャーの経営を学び、MBA取得。その後、米国ネットスケープ・コミュニケーションズ入社、日本市場でのポータル・ビジネスを統括。(株)デジタルガレージでは、公開期の中心メンバーとして参画、代表取締役として大企業とともに新規事業を立ち上げる手法「スポンサード・インキュベーション」を開発(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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