出版社内容情報
日本の重要な倫理問題事例について、事実関係の概要と経緯、争点、判断基準、考察、結論という構成で、わかりやすく分析・解説。
内容説明
倫理的問題にぶつかったとき技術者はどう行動すべきか。どのような基準で、何を考えるべきか。本書は、数多くの事例について、経過と事実関係を示し、争点と判断基準を明確にしたうえで考察。
目次
第1章 技術者の倫理ナビゲーション
第2章 事例―原則で分ける(公衆優先原則;持続性原則;有能性原則;真実性原則;誠実性、正直性原則;専門職原則)
第3章 事例―義務で分ける(注意義務;規範順守(コンプライアンス)義務
環境配慮義務
継続学習義務
情報開示義務(説明責任)
忠実義務
守秘義務
自己規制義務
協同義務)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
1
技術士による技術者への教材。 日本の事例で分かり易い。 7原則、9義務の分類にもとづく記述もよい。 倫理的争点 技術的争点 法的争点 に分けているのもとてもよい。 別の技術、価格という視点での議論をしてみたくなった。2013/01/12
さな
0
ざっと自分の業務に関連する事例を読んだ。たとえば会社でケースメソッドなどの研修でこの事例を活用することはできそうである。しかし、どう行動するべきかまではかかれていないものもあるので、ファシリテーターの役割と倫理観が大切になりそう。2025/04/13