内容説明
一定の価値観に偏ることなく、多様な見方・考え方を具体的に紹介。柔軟な思考力が身につく標準テキスト。
目次
第1章 組織の中の技術者
第2章 技術者のアイデンティティ
第3章 説明責任
第4章 製造物責任
第5章 リスクとヒューマンエラー
第6章 費用‐便益分析
第7章 内部告発
第8章 知的財産権
第9章 技術者資格の国際的相互承認
第10章 グローバル化と価値観の多様性
第11章 予防原則
第12章 技術者と環境
著者等紹介
小出泰士[コイデヤスシ]
東京大学教育学部卒。慶應義塾大学大学院文学研究科倫理学専攻修了。1957年生まれ。専門はベルクソン哲学・技術者倫理・生命倫理学。現在、芝浦工業大学教授。日本医学哲学・倫理学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ところてん
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勉強になりました。2012/03/18
Teruhisa Fukumoto
0
大学の講義の教科書だったので読んだ。過去に起きた事故や事件をもとに、道徳だけでなく法や環境などの側面から技術者が備えるべき人格を説く。とてもわかりやすく、具体的な部分と抽象的な部分のバランスがいいように思った。2023/01/17
そぼろ
0
JOC臨海事故などオペレーションの問題によって起きた問題やピント(車)など経済効率性を安全性より重視した結果での技術者倫理について書かれている。その他内部告発の流れ、個人と企業双方におけるリスクもある。 ソフトウェアエンジニアであっても一読しておくと、技術と倫理の関係への思考を探れるので良いと思う2020/01/25