内容説明
本書では、AGN現象の観測的性質の基本から、AGNを理解するうえで必要な基本的な物理、AGNを用いた宇宙の進化の探査方法などを丁寧に解説し、超巨大ブラックホールと銀河との相関、宇宙の構造形成、進化の実像に迫る。日本語版では、豊富な訳注、引用文献および補遺によって、原著出版以来の最近の研究進展について補足してある。
目次
活動銀河核の基本的性質と歴史的概観
活動銀河核の分類
ブラックホールパラダイム
連続光放射
広輝線領域
狭輝線領域
活動銀河核の統一モデル
活動銀河核の環境
膨張宇宙の幾何学
クェーサーサーベイ
クェーサー光度関数と進化
クェーサーに見られる吸収線
著者等紹介
和田桂一[ワダケイイチ]
鹿児島大学大学院理工学研究科・教授
粟木久光[アワキヒサミツ]
愛媛大学大学院理工学研究科・教授
亀野誠二[カメノセイジ]
鹿児島大学大学院理工学研究科・准教授
谷口義明[タニグチヨシアキ]
愛媛大学宇宙進化研究センター・教授
寺島雄一[テラシマユウイチ]
愛媛大学大学院理工学研究科・准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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