内容説明
改革開放を推進してきた中国は、1980年代以降「世界の工場」としての役割を担い、粗鋼、テレビ、ケータイ、パソコン分野で次々と生産量世界一位を獲得、そして2009年ついに車生産で世界一位へ。中国国内での自動車産業急成長の要因はどこにあるのか?―その詳細を多角的に分析する。
目次
第1章 中国自動車産業の現段階(中国中央政府・地方政府の景気刺激策;自動車産業政策 ほか)
第2章 上海汽車における「自主革新」(上海汽車の発展経緯;合併会社からの生産能力とマーケティング・ノウハウの習得 ほか)
第3章 中国におけるトヨタ生産システムの導入過程(中国におけるトヨタ生産システム導入の開始;トヨタの中国進出およびトヨタ生産システムの導入 ほか)
第4章 一汽轎車のサプライヤー管理とサプライヤーの成長(マツダ6とそのサプライヤーシステムの特徴;一汽轎車のサプライヤー管理およびサプライヤーの成長 ほか)
第5章 グローバル調達における環境対策(中国における製造とグリーン調達;ケーススタディ ほか)
著者等紹介
山崎修嗣[ヤマザキシュウジ]
広島大学大学院総合科学研究科准教授(環境科学部門社会文明研究講座)。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。専門は経済政策(含経済事情)、経済史、経営学。近年の研究テーマは日本と中国の自動車産業・自動車部品メーカー分析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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