出版社内容情報
環境影響物質や食品添加物の分析・試験あるいは臨床検査などにおいてデータの信頼性を確保するためには標準物質の整備が欠かせない.標準物質は,科学研究における精確な分析値の取得,化学分析や計測現場での機器の校正,工業プロセスの精度管理,試験検査機関の分析技術者の技能判定など日常的に利用されている.金属材料などの“ハード”な物質から生体のような“ソフト”な物質まで網羅した,標準物質に関する定本.
内容説明
化学分析・試験において、精確な測定データを得るためには、いまや標準物質は欠かせない。本書は、実務者の視点に立った、標準物質の入手方法や取扱いといった基礎知識、分野ごとの問題や供給情報、今後の動向などをガイド。金属材料などの“ハード”な物質から生体のような“ソフト”な物質まで網羅した、標準物質の定本である。
目次
1 標準物質に関する基礎知識
2 生産と認証・認定
3 取扱いと利用
4 純物質系標準物質
5 産業用組成標準物質
6 環境および食品分析用標準物質
7 臨床化学分析用および医薬品標準物質
8 材料特性解析用標準物質
9 標準物質関連活動と国際文書
著者等紹介
久保田正明[クボタマサアキ]
1969年3月早稲田大学大学院理工学研究科博士課程修了。工学博士。1972年10月~1973年9月米国国立標準局研究所(NBS)客員研究員。1992年1月通商産業省工業技術院化学技術研究所化学標準部長。1997年7月同物質工学工業技術研究所所長。2001年4月より(独)産業技術総合研究所研究顧問。標準物質協議会会長のほか、産総研トレーサビリティ認証委員会、NITE標準物質情報委員会、分析化学会技能試験委員会などの委員長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- 訪碑紀行 〈1〉