有機合成の落とし穴―失敗例から学ぶ成功への近道

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  • サイズ A5判/ページ数 410p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784621080665
  • NDC分類 434
  • Cコード C3043

内容説明

有機合成の実験には数多くの失敗や落とし穴が待ち構えていますが、多くの論文・専門書にはその詳細が記載されていません。本書は、膨大な論文の中から、とくに重要となる副反応の反応過程や、反応の適用範囲と限界を分析し、実験計画の立案時や予期しない化合物が生成したときの対処法など、失敗例を教訓とした成功へ導くヒントを満載しています。重要な反応が網羅されているので、新たな研究テーマを模索するとき、あるいは実験がうまくいかずに悩んでいる大学院生の指南書として、さまざまな場面で縁の下の力持ちとなること間違いなしです。

目次

1章 有機合成:所見
2章 立体電子効果と反応性
3章 有機化合物の安定性
4章 脂肪族求核置換反応における諸問題
5章 カルボアニオンのアルキル化
6章 ヘテロ原子のアルキル化反応
7章 ヘテロ原子に対するアシル化反応
8章 パラジウム触媒を利用したC‐C結合形成反応
9章 環化反応
10章 対称な二つの官能基を有する化合物の非対称化反応

著者等紹介

齊藤隆夫[サイトウタカオ]
東京理科大学理学部第一部化学科教授

斎藤慎一[サイトウシンイチ]
東京理科大学理学部第一部化学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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