内容説明
臨床技能の領域は膨大であり、豊富な知識と技術的熟達の両方が要求される。本書は実践に必要で、しかも座学だけでは習得できない臨床技能(特に医療面接と診察)に狙いを置いている。これまでに診察を行ったことのない学生諸君のために、様々な基本的手技と病歴聴取のしかた、診察手順、記録、プレゼンテーションのしかたなどを提示している。また、通常の診察で遭遇するであろう困難な問題を考察し、解決策を提案している。臨床所見を1~10の点数(難易度指数:difficulty factor,DF)で示し、学生諸君が正しく診察するのにどのくらいの熟練を必要とするかをある程度わかるようにもしている。
目次
病棟について
医療面接と身体診察
循環器系
呼吸器系
腹部系
直腸診
腕
手
下肢
脳神経
頸部
関節
一見診察
心電図
胸部X線
実践的主義
最終試験
著者等紹介
河合忠[カワイタダシ]
自治医科大学名誉教授。国際臨床病理センター所長
河合佳子[カワイヨシコ]
信州大学医学部医学科器官制御生理学講座講師
西堀眞弘[ニシボリマサヒロ]
国際医療福祉大学クリニック健康管理センター長。国際医療福祉大学医療福祉学部医療経営管理学科准教授
丸山敬[マルヤマケイ]
埼玉医科大学医学部薬理学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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