内容説明
電気化学インピーダンス法の原理と解析について、必要な基礎知識を全て学べる指南書。たとえば、周波数応答解析装置を用いることでインピーダンススペクトルを容易に測定できますが、逆にブラックボックス化してしまう危険性があります。無駄なデータの測定を避けるために、適切な実験条件を設定する必要があり、本書では必要な概念を覚えることができます。また、適用分野が多岐に渡ることから、用いる解析方法も測定対象に依存してバリエーションに富みますが、あらゆるバリエーションに応用できる基礎力をつけることができます。
目次
第1章 電気化学インピーダンス法への手引き
第2章 電気化学インピーダンス法の原理
第3章 実験装置
第4章 電気化学インピーダンス測定法と機器
第5章 電気化学インピーダンスのデータ処理
第6章 ファラデーインピーダンス
第7章 拡散のインピーダンス
第8章 分布定数型等価回路を用いた電気化学インピーダンス解析
付録 Microsoft Excelによるインピーダンススペクトルの計算
著者等紹介
板垣昌幸[イタガキマサユキ]
東京理科大学理工学部教授。平成5年3月東京工業大学理工学研究科博士課程修了。学位、工学博士(東京工業大学、平成5年3月)。平成4年4月から平成5年6月日本学術振興会特別研究員。平成5年7月から平成6年3月フランス・ブルゴーニュ大学研究員。平成6年4月東京理科大学理工学部助手。講師・助教授を経て現職。専門分野は電気分析学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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