内容説明
２０００年に刊行され、多くの技術者および研究者にご好評いただいた「有機結晶作成ハンドブック」の大幅改訂・増補版。化学物質を精製・単離するうえで欠かすことのできない操作である結晶化について、経験豊富な研究者のノウハウを、具体的かつ実用的にまとめた、いわば有機化合物の結晶化を試みるすべての技術者・科学者の拠り所となる一冊である。
目次
１章 結晶
２章 結晶化の原理
３章 結晶化のための一般的な手法
４章 医薬品結晶化法
５章 ジアステレオマー塩形成法光学分割における結晶化―方法と応用
６章 キラル晶析による医薬化合物の分離・分割
７章 アミノ酸とヌクレオチド類の結晶化
８章 糖の結晶化
９章 有機金属錯体の結晶化
１０章 クリスタル・エンジニアリング
１１章 結晶化へのコンピュータ－の活用
著者等紹介
平山令明［ヒラヤマノリアキ］
１９４８年茨城県出身。１９７５年東京工業大学大学院博士課程中退。１９７５年協和発酵工業株式会社東京研究所研究員。１９８５～１９８６年ロンドン大学インペリアルカレッジ博士研究員。１９８６年協和発酵工業株式会社東京研究所主任研究員。１９９１～２００１年東海大学開発工学部教授。２００２年東海大学医学部教授。専門分野、生体制御分子設計（とくに医薬分子およびタンパク質を対象）、構造化学、有機機能分子設計、コンピュータ化学、Ｘ線結晶学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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zoe
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平成20年の本。結晶のことがとてもよくわかる本。身近なところでは、日本のグラニュー糖はとても高く、スクロース（所謂砂糖）と言って差し支えないのに、融点で20度違う。微妙な不純物がとても影響を与えている。炭酸カリウムが効果的。カラメル向きの砂糖とそうでない砂糖があるってことだろうか。2018/10/08
