内容説明
膠原病を専攻する若手医師や理系の大学院学生および膠原病研究を志す意欲的な科学者のための免疫学と臨床免疫学を対等に見据えた新しい時代の教科書。免疫学が臨床医学の視点および膠原病研究推進の視点から考察されているところがユニーク。また、膠原病についてこれまで経験的にしか語られなかった臨床的事項に対して出来る限り理論の縦糸を通して、他分野の学生・研究者にも理解できるよう配慮された待望のテキスト。改訂3版では「膠原病と腎」の章が新たに加えられ内容がさらに充実する一方、合わせて膠原病学に必要な最新の臨床的事項、特に生物学的製剤など新しい治療法についても解説されている。
目次
1部 免疫システムへのアプローチ
2部 免疫系の細胞と臓器
3部 免疫応答を調節する分子
4部 生体防御応答の正常と異常
5部 膠原病へのアプローチ
6部 臨床薬理学
7部 膠原病の臨床
8部 全身からみた膠原病
9部 新しい治療および膠原病の社会的・人間的側面
著者等紹介
塩沢俊一[シオザワシュンイチ]
神戸大学大学院医学研究科内科学講座教授、神戸大学大学院保健学研究科病態解析学分野教授。わが国のCOE(Center of Excellence)拠点研究員。ロシュ社医学顧問。1975年神戸大学医学部医学科卒業。専門は内科学、膠原病学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。