内容説明
市場や競争相手など、企業を取り巻く環境は常に変化し続け、その中で存続しようとする企業は自らそれに合わせて変化し、また環境を自分の将来のビジョンに合わせて変えていかなくてはならない。こうした企業が自らと環境を変えていく活動を「知識創造」と呼ぶ。それは企業にとって最も重要な経営資源であり、企業の存在意義でもある。企業がどのように知識を継続的に創造し、その知識をもって経営をおこなっていくか、それが本巻のテーマである。
目次
第1章 知識経営の理論
第2章 重層的「場」の形成と知識創造―前川製作所
第3章 クリエイティブ・ルーチン―セブン‐イレブン・ジャパン
第4章 知識創発型研究開発マネジメント―ホンダ
第5章 経営統合による知識創造―JFEスチール
第6章 知の持続的革新と組織―ジャパンゴアテックス
第7章 創造性と効率性のダイナミクス―3M Company
第8章 「場」のマネジメントによるイノベーション―トヨタ・プリウス開発
著者等紹介
野中郁次郎[ノナカイクジロウ]
一橋大学大学院国際企業戦略研究科客員教授、一橋大学名誉教授。1935年生まれ。カリフォルニア大学バークレー校経営大学院修了。Ph.D.カリフォルニア大学バークレー校ゼロックス知識学特別名誉教授。一橋大学イノベーション研究センター教授、北陸先端科学技術大学院大学教授、一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授等を経て現職。研究テーマは、知識経営論、企業戦略論
遠山亮子[トオヤマリョウコ]
北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科助教授。一橋大学修士、ミシガン大学大学院修了。Ph.D.北陸先端科学技術大学院大学助手を経て、現職。研究テーマは、国際経営戦略、イノベーションマネジメント(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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