内容説明
米国の科学研究の不正行為防止専門機関ORI(研究公正局)がまとめた科学研究の倫理教育テキスト。様々な法的文書、規律やガイドラインに触れ、計画、実行、報告、審査という研究の通常の流れに従って解説する。具体的な事例を提示し、身近な問題として考えながら責任ある科学研究や研究の公正さについて学べるように工夫されている。
目次
第1部 共有する価値観(研究者人生における決まりごと;研究の不正行為)
第2部 研究計画(被験者保護;実験動物の福祉 ほか)
第3部 研究を実行する(データ管理の実際;メンターとトレイニーの責任 ほか)
第4部 研究成果の発表と審査(オーサーシップと出版;ピアレビュー)
第5部 安全運転と責任ある研究
著者等紹介
山崎茂明[ヤマザキシゲアキ]
1947年東京生まれ。早稲田大学第一文学部(社会学)卒業、慶応義塾大学大学院図書館・情報学専攻博士課程修了。紀伊国屋書店、埼玉医科大学附属図書館、東京慈恵会医科大学医学情報センター(講師)をへて、現在、愛知淑徳大学文学部教授。専門は、科学情報メディア論と科学コミュニケーション、特にレフェリーシステム、研究業績評価、研究倫理。第33回科学技術情報振興賞(学術賞)を受賞。図書館情報学博士
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感想・レビュー
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