内容説明
温度の正体を知ると熱現象が見えてくる。温度、熱、仕事、エネルギー、…日常的に知っているつもりだけど、よく考えるとわからない。さらにエントロピーも加えて、この世界をマクロとミクロの両方の視点から捉えるために必要な技を手に入れよう。
目次
熱とは、温度とは:熱力学の枠組み
熱力学の法則
エントロピーと熱力学基礎方程式
統計力学におけるエントロピー
状態変化とエントロピー
エントロピーが重要な役割をする現象
熱力学的安定性と相転移
相転移とエントロピー
非平衡状態の熱力学
非平衡状態の熱力学―緩和現象・輸送現象
非平衡(線形応答;一般の動的過程)
著者等紹介
宮下精二[ミヤシタセイジ]
東京大学大学院理学系研究科教授。理学博士。1981年東京大学大学院博士課程修了。東京大学理学部助手、京都大学教養部・人間環境学研究科助教授、大阪大学理学部教授、東京大学大学院工学系研究科教授を経て、2004年より現職。主な研究分野は統計力学、物性基礎論
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