謎解き音響学

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  • サイズ B6判/ページ数 170p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784621074503
  • NDC分類 424
  • Cコード C3040

内容説明

音は極めて日常的な存在である。常時、人は音を聞いている。言葉、音楽、警報などの音信号から小鳥のさえずり、木の葉の擦れ合う音、さらには騒音に到るまで、多種多様な音に接している。そんな音たちに目を向けて、われわれの日常生活とは切ってもきれない環境要素のひとつである音と上手に付き合うために、平易な科学知識を用いて様々な角度から音の姿と振舞いについて言及する。

目次

1章 音の原理音ってなに?(人は音を耳で聞く;鼓膜 ほか)
2章 音の伝わり方(音速の壁;音の距離減衰 ほか)
3章 音の制御(音を遮蔽する技術;防音塀(回折伝搬) ほか)
4章 音環境(音環境の保全;日本人の音感性 ほか)

著者等紹介

山下充康[ヤマシタミツヤス]
1938年東京都港区六本木生まれ。1964年学習院大学大学院自然科学研究科物理学専攻修士課程修了。1979年東京大学工学博士。現在、財団法人小林理学研究所理事長。東京音楽大学、学習院大学理学部、日本大学文理学部等で「音響学」の講義
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ゲオルギオ・ハーン

26
音に関する58の疑問について回答していく一冊。耳の構造から防音などの音を制御する技術まで幅広く取り扱っている。個人的には防音や音をよく聞こえるようにする技術関連が読んでいて面白く感じた。空港や道路で見る防音塀の仕組みが分かった(どういう波長の音を遮断したいのかで形状や材質を変えている)ので少しスッキリした。音は波であり、波長の長さによって伝わりやすさが変わる。イアホンから漏れる音が不快というか何が良いか分からない音になっているのもそれが理由。うるさい音を聞きすぎると難聴になる仕組みも分かった。2024/05/21

1_k

0
うんこしながら気軽に読むような、特に深い内容ではない科学風読み物。ふーん、へー、って感じ。個人的に、音響は身近にある割には、古典論のように手軽に扱えない、さりとて流体論や機械工学ほどメジャーで見栄えはしない、穴場的なイメージがあるなあ。2012/05/30

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