出版社内容情報
《内容》 コンパクトで分かりやすく解説されている教科書として定評ある『スタンダード免疫学』(1998年刊行)の改訂第2版。免疫の基礎となるシステムを、分子のレベルから理解することにより、アレルギー・癌・自己免疫疾患・免疫不全症(エイズなど)・移植の拒絶などがどのようなしくみで生じるのかを考え、さらに、それらを克服する薬の開発の展望を示す。第2版では、免疫学の最新知見、学生にとって必要な臨床的な内容を補足する。特に、アレルギー分類の概略説明や、サイトカインについて詳しく解説したほか、「免疫薬理学」の章を設け、抗アレルギー薬の解説を充実、免疫調節薬について再構成している。最新知見についてはコラムを掲載し、重要な用語については「用語解説」を付し読者の理解を助ける。薬学教育モデルコアカリキュラムにも対応。
《目次》
1章 序論
2章 抗体
3章 抗原抗体反応
4章 補体
5章 免疫を担う細胞と分化
6章 リンパ球の抗原認識分子
7章 主要組織適合性抗原複合体
8章 T,B細胞の活性化機構
9章 免疫応答の制御
10章 細胞性免疫
11章 炎症と接着分子・サイトカイン
12章 免疫薬理学
13章 免疫と疾病I(アレルギー疾患と腫瘍免疫)
14章 免疫と疾病II(自己免疫と免疫不全)
内容説明
疫学の克服、という目的のために進歩してきた免疫学研究は、今や、医学領域だけでなく、生命科学研究において重要な役割を果たしている。本書では、免疫システムがどのようにはたらいているのか、自己と非自己をどのように認識しているのか、免疫をつかさどる細胞はどのようにして信号を伝達しているのか、など免疫の基礎となるシステムを、分子のレベルから理解することにより、アレルギー・癌・自己免疫疾患・免疫不全症(エイズなど)・移植の拒絶などがどのようなしくみで生じるのかを考え、さらに、それらを克服する薬の開発の展望を示す。
目次
抗体
抗原抗体反応
補体
免疫を担う細胞と分化
リンパ球の抗原認識分子
主要組織適合性抗原複合体
T、B細胞の活性化機構
免疫応答の制御
細胞性免疫
炎症と接着分子・サイトカイン
免疫薬理学
免疫と疾病(アレルギー疾患と腫瘍免疫;自己免疫と免疫不全)
著者等紹介
小林芳郎[コバヤシヨシロウ]
東邦大学理学部
笠原忠[カサハラタダシ]
共立薬科大学
片桐拓也[カタギリタクヤ]
東京大学医科学研究所
渡辺直子[ワタナベナオコ]
東邦大学理学部
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