内容説明
物理科学を文化として。公式に数字をあてはめるだけの無機的な物理学のイメージを一新し、人間の文化の一つとしての物理学を、科学史・思想にも踏み込みながら解説して、複眼的視点を提示する。力学から天文学など、小学校から中学校、高等学校、大学まで一貫して流れる物理科学としてのあるべき姿を、実際の教育の場に事例を取りながら、丁寧に解説する。
目次
第1章 真理を問う唯一の科目としての物理科学(学ぶ立場からみた学校理科の現状;本当に伝えたいこと(力学を素材にして) ほか)
第2章 複眼的な視点でとらえよう科学の実態(自然観、科学観、世界観の変遷について(天動説から地動説へ;円の束縛を超えて―ケプラーの法則;質量に託した慣性という性質―ガリレイからニュートンへ))
第3章 新しい学びの場としての物理科学(理科とはいったい何だろう;私たちが抱いている科学のイメージとは ほか)
第4章 文化としての理科創造(私たちが期待する理科教育とは;科学史的事例の学び方 ほか)
著者等紹介
山下芳樹[ヤマシタヨシキ]
弘前大学教育学部教授、理学博士
池田幸夫[イケダユキオ]
山口大学教育学部教授、理学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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