内容説明
化学系学科の初年次生が、初めて自然科学としての化学を学習することを念頭においた導入（ｒｅｍｅｄｉａｌ）教育用テキスト。化学へ興味を惹き付けるために、できるだけ身近な題材を使い、具体的に、しかもこれまでにない切り口で化学の重要性を提示するとともに自然科学の他分野との連関を理解できるように配慮。さらに、基礎的な内容についても、これまで多くの教育現場で常識となっていた断片的な知識の詰め込み方式ではなく、系統だった理解ができるよう、詳しく解説。工業短期大学や工業高等専門学校の学生や生徒、さらに一般社会人にもなじみやすい内容であり、高校化学の副読本としてもふさわしい内容。
目次
１ 元素の化学（人類の歴史と元素；元素のなりたち；元素と周期律 ほか）
２ 化学の基礎（熱とエネルギー；物質の三態；気体の性質 ほか）
３ 数値と計算および化学式に関する基礎的な考え方（数値の取扱い方；数値を使った計算；濃度 ほか）
著者等紹介
野村良紀［ノムラリョウキ］
現職は大阪工業大学工学部応用化学科教授。昭和５７年大阪大学大学院工学研究科石油化学専攻博士課程修了。平成６年大阪工業大学助教授。平成１０年より現職となる。工学博士。専門は有機金属化学、錯体化学
中村吉伸［ナカムラヨシノブ］
現職は大阪工業大学工学部応用化学科教授。昭和５８年神戸大学大学院自然科学研究科物質科学専攻博士課程修了。平成８年大阪工業大学助教授。平成１３年より現職となる。学術博士。専門は高分子材料物性
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