内容説明
本書は、19世紀初期から20世紀前半にかけての西欧におけるデザイン運動の諸相を歴史的に展望し、デザインに関する意識、理念、様式的特質、教育体制などの変遷に照明を当てたものである。二つの編から構成されており、第1編においては、19世紀におけるヴィクトリア朝デザイン運動の二大潮流を概観する。第2編においては、20世紀前半におけるモダン・デザインの成立と展開を概観する。
目次
第1編 19世紀におけるデザイン(ヴィクトリア朝初期におけるデザイン振興;第1回ロンドン万国博覧会とデザイン;ラファエル前派運動をめぐって;アーツ・アンド・クラフツ運動をめぐって;ドイツにおける産業美術の近代化)
第2編 20世紀におけるデザイン(機械時代とデザイン;近代産業とデザイン;ドイツ表現主義とデザイン;メディア芸術とデザイン;バウハウスとモダン・デザイン)
著者等紹介
藪亨[ヤブトオル]
1974年京都工芸繊維大学大学院工芸学研究科修士課程修了。現在、大阪芸術大学教授
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