内容説明
そもそも「仕事」とは何か?「労働」とは何か?―「職業倫理」分野での活躍が目覚ましい筆者が、仕事と遊び、仕事と家事、仕事とボランティア、仕事と労働、働かないことと働けないこと、職業の倫理性、会社の不正行為、社員の内部告発…など、身近な具体例を盛り込みながら、じっくりと「職業倫理」の議論を展開。一般読者向けのみならず、大学テキストとしても最適。
目次
仕事と遊び/余暇
仕事と家事
仕事とボランティア
「勤勉」という理想―「勤勉」は死語になったか
理想的な労働―労働主義と社会
ものを作る人と労働する動物―仕事と労働
すり切れるわたしたち―消費という新しいモラル
“労働”からの撤退―働かないこと/働けないこと
職業の倫理性―売春する自由
仕事の条件―誰のために不正を行うのか
社会/組織/個人―内部告発は反倫理的行為か
職業の倫理学―いい加減の倫理学
著者等紹介
田中朋弘[タナカトモヒロ]
1966年、北九州市生まれ。大阪大学大学院文学研究科修了。博士(文学)大阪大学。哲学・倫理学専攻。現在、琉球大学助教授
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