内容説明
本書における文章作成法は、作文の前に、文章の設計図ともいえる「アウトライン」を用意し、このアウトラインに基づいて文章を作成するというものである。この方法は、相手が読みやすく、論理的かつ説得力のある文章を生み出すことができ、とくに論文試験やレポートなどで力を発揮する。この本は、大学の学部1、2年生の文章表現力を向上させるための教科書である。800字程度の小論文を独力で作成できるようにすることが目的だが、就職用の作文にも効果的。また、この手法は、社会人にとっても、人に「読ませる」力のある要望書や報告書の作成にかかせない。
目次
第1部 文章要約とアウトライン
第2部 自分の発想で書く(アウトラインを発想する;良くない発想;アウトラインの展開;アウトラインに基づいて文章を書く;うまくいかなかった作文)
第3部 方法の応用と発展(より具体的な課題への応用;自己紹介文の作成;対比的に書く;文章を英語化する;結語)
著者等紹介
小田中章浩[オダナカアキヒロ]
1958年生。岡山理科大学工学部助教授。専攻西洋演劇史、演劇理論。早稲田大学文学部卒業、同大学大学院文学研究科修士課程を経て、1984~85年、ベルギー政府給費留学生としてブリュッセル自由大学留学。1987~88年、フランス政府給費留学生としてパリ第3大学留学。早稲田大学文学部助手を経て、1995年、岡山理科大学工学部講師。以後、同大学にて「文学」および「文章表現法」を担当。文学修士
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