内容説明
超伝導物理の理論を相転移やそれに伴う臨界現象に重点を置くという切り口から解説した専門書。HTSCで見出された磁場下の現象がHTSCに固有のものではないことを明確にするために、物質に関する具体的な記述はむしろ避け、従来からの超伝導の教科書とのつながりで読者に読まれることを意識して、超伝導理論の基礎を中心に書かれている。
目次
第1章 序論
第2章 ボース粒子系の超流動
第3章 超伝導のBCS理論
第4章 磁場下の超伝導―渦糸格子
第5章 ゼロ磁場下の超伝導揺らぎの効果
第6章 渦状態での超伝導揺らぎの効果
著者等紹介
池田隆介[イケダリュウスケ]
京都大学大学院理学研究科物理学・宇宙物理学専攻准教授。理学博士
稲見武夫[イナミタケオ]
中央大学理工学部物理学科教授
川上則雄[カワカミノリオ]
京都大学大学院理学研究科物理学・宇宙物理学専攻教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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