内容説明
本書は連続群論の創始者としてノルウェーが世界に誇る数学者、ソーフス・リーの伝記である。激動の19世紀ヨーロッパの時代と風景の中でソーフス・リーの成長と成功、結婚、交友、別離、そして病苦が様々な逸話と共に活き活きと綴られている。彼の創始した連続群論は後に大域的なリー群論として完成され、今や現代数学の基本的な概念として代数学、整数論、幾何学、微分方程式論、数理物理学など多くの分野で重要な位置を占め、その重要性はいよいよ増しつつある。
目次
第1部 ソーフス・リー伝素描
第2部 家族背景としつけ
第3部 学校と教育
第4部 時代と調和して
第5部 クリスチャニア大学教授
第6部 ライプチヒの教授
第7部 道の果てに
付録
著者等紹介
ストゥーブハウグ,A.[ストゥーブハウグ,A.] [Stubhaug,Arild]
1948年、ノルウェー西部に生まれる。1971年、ベルゲン大学において、数学、文学、宗教史の分野で修士号を取得
熊原啓作[クマハラケイサク]
放送大学客員教授、放送大学名誉教授、鳥取大学名誉教授。理学博士。リー群の表現論とリー群の等質空間における調和解析学を研究。現代数学につながる数学史にも関心を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- ATMのトリセツ