内容説明
アメリカに住みながら、現代文明を拒絶し、自給自足のコミュニティーを創っている、「再洗礼派」と呼ばれる敬虔なキリスト教徒―アーミッシュの日々の生活を見つめ、家畜である馬や牛、家族の一員である犬や猫との生活、キルトや家具造りとマーケットの様子、そして彼らの糧となる農作業の風景を通して、彼らの自然観、家族観、文明観を学ぶ中から、人が生きてゆく意味を考えてゆく。
目次
1 小鳥たちの季節(フィンチとブルーバード;ニューオーダー・アーミッシュ ほか)
2 新しい納屋(クリーンアップ;リリーフセール ほか)
3 三匹の小猫(マジックはデブラの友だち;年長者に従う子供たち)
4 この墓地のどこかに(喜びと、悲しみのはざまで;丘にかかる虹 ほか)
著者等紹介
菅原千代志[スガワラチヨシ]
1942年岩手県生まれ。フリー写真家(日本写真家協会会員)。70年代初めに東南アジア、アメリカ南部を放浪。北米、イベリア半島を中心に海外取材が多く、新聞・雑誌に写真と記事、エッセイを発表し、ガイドブックも著している。著書に『ウエストコースト・ドライブ514マイル』(集英社)、『スペインは味な国』『ポルトガルに行きたい』(ともに新潮社)、『荒野をめざす』(研究社出版)、『ケンタッキー・バーボン紀行』(東京書籍)、『アーミッシュ/もう1つのアメリカ』『アーミッシュの食卓』(丸善ブックス)などがある
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感想・レビュー
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アクビちゃん@新潮部😻
34
【図書館】アーミッシュとは、アメリカに住みながら文明社会を拒絶し、自給自足のコミュニティーを創っている「再洗礼派」と呼ばれるキリスト教徒です。先日、アレルギーの番組を観ていたら「アーミッシュの方はアレルギー持ちが少ない」との発言があり、どの様な生活をしているのか興味をもち、図書館で検索してみたら私の好きなキルトと猫が題材♪という事で借りてみました。冒頭の写真は、カラーなのに文中の写真が白黒なのが、本当に残念!キルトの色合いが分からないじゃないのよ… 登場人物が多く分かりにくいのが、難点でした。2017/01/02
つきみ
11
アーミッシュ・キルトについて知りたくて手にとった一冊。アーミッシュの生活は想像していたよりも現代的ではあったけれど、電気を使わない彼らが暮らす地域の近くにスリーマイル島原子力発電所があったこと、遺伝子組換作物の種子の現状。もっと深く知りたい事がたくさん。次に繋がっていく読書だった。2014/04/05
はるとん
0
アーミッシュの生活の本。 登場人物が多くてどれがどの家族かわからなくなった。 内容がいいだけに、もう少し丁寧に書いてもいいのでは。2010/05/05