内容説明
アイスクリームからりんごまで、日本人に馴染みの深い五十の食べものを取り上げて綴る肩の凝らない楽しいエッセイ。著者自身の体験を食材に、時代とともに変わる食べものに対する見方、わが国と他の国での扱われ方の違いなど、食文化を味付けして、さらに、世来紀の食料資源の問題、遺伝子組換え食品などの科学的話題でスパイスを効かけて語る、貴方の食生活を豊かにする逸品。今夜の食卓にどうぞ。
目次
アイスクリーム
あさり
小豆
あゆ
いちご
いわし
インスタント・ラーメン
うなぎ
うめ
お茶〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もけうに
1
気軽に読める肩の凝らないエッセイ。連載物を纏めたせいか、常体と敬体が混ざっているのが気になるところ。執筆時期と作者の年齢的に、どうしても内容に古さを感じてしまう。戦時中や戦後の食体験などは、実感が籠っていて胸にくるものがある。悪気はないのだろうけれど、女性に対しての記述に年配男性にありがちな親父臭さというかセクハラ臭さを感じてしまう部分が多々あるのが受け付けなかった。2014/04/05
げんさん
0
確か、平野恵理子著「こんな、季節の味ばなし」にとりあげられていて読んでみた。食にこだわるは生きる源。2020/10/28