内容説明
北欧スカンジナヴィアの神話にはアースとヴァンという二つの神族が登場する。このアース神族の神々を率いるのが、世界の父、神秘と魔法の神、戦士の守護者オーディンである。彼は全人類の運命を知る神フリッグと結婚する。そして、戦いの神トール、雄弁と詩の神ブラギなど、多くの神々が生まれ、ここに壮大な神話の世界が繰りひろげられてゆく。
目次
第1章 北欧神話の在りか
第2章 アース神族、ヴァン神族、そして国王たち
第3章 オーディンとトール
第4章 バルドルとロキ
第5章 原初から終末へ
第6章 神々と英雄たち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かな
7
『詩のエッダ』(王室写本)、『スノリのエッダ』、『スカルド詩』、『ヴォルスング サガ』の北欧神話と神々と英雄の伝説を俯瞰する本。北欧神話の伝承の失われた部分と矛盾についても述べられている。古英語にも伝わった詩的隠喩ケニングや、ワーグナー歌劇『ジークフリート』『神々の黄昏』の下地となった英雄伝説も簡潔に解説されている。物語形式をとった北欧神話書籍と併せて読むとより面白そうだ。2018/11/26
kottono
1
神話のストーリーに説明を加えた本です。話を知ってから読むのが良いかも。ケニング(詩で使う神話に基づいた決まり文句)についても説明されています。2013/02/26
まもる
0
わかりづらいが基礎の基礎程度にはなった2012/01/12
蘇芳
0
基礎知識として2008/05/06