内容説明
狙った顔にビシっとピントを合わせてくれるデジタルカメラの顔認識機能。今や笑顔を認識してシャッターを切る機能も実用化されています。顔だけでなく森羅万象をコンピュータに認識させる「一般物体認識」に挑む映像理解技術の最先端に迫ります。
目次
第1章 映像理解技術が拓く新しい世界(顔認識以外にも映像理解技術は身近で使われている;入手可能な映像情報は爆発的に増えている ほか)
第2章 何が映っているかをコンピュータに理解させる(顔検出機能の内幕に迫る;顔の特徴を単純な仕組みでコンピュータ自身に探させる ほか)
第3章 人の経験をコンピュータに伝えるコーパス(音声や文字の認識技術もコーパスのおかげで発展;コーパス作りには大量のデータとその整理が必要 ほか)
第4章 TRECVIDと世界の映像理解技術研究者たち(映像理解技術研究のF1グランプリ:TRECVID;TRECVIDの一年間 ほか)
第5章 インタビュー:メディア解析に基づくメディア検索の今後(映像の意味を書き表すにはオントロジーが大事;オントロジーのいろいろ ほか)
著者等紹介
佐藤真一[サトウシンイチ]
1987年東京大学工学部電子工学科卒。1992年同大大学院工学系研究科情報工学専攻博士課程修了。同年学術情報センター助手。1998年同助教授。2000年国立情報学研究所助教授、2004年同教授。1995年から1997年まで、米国カーネギーメロン大学客員研究員としてInformedia映像ディジタルライブラリーの研究に従事。工博。画像理解、画像データベース、映像データベース等の研究に従事
齋藤淳[サイトウアツシ]
1988年早稲田大学大学院理工学研究科修士課程(応用物理学専攻)修了。同年日経マグロウヒル社(現日経BP社)に入社。日経パソコン、日経BPシステムラボ、日経Windowsプロ、BizITなどのIT系雑誌やサイトで編集記者として活動。この間、パソコン用ソフトの評価、Macintosh/Windows/Linuxシステムの相互運用、ネットワークのOSやRDBMSの評価、セキュリティなどに関する記事執筆を担当。2001年に独立して以後は、ITだけでなく理工学全般の先端的な研究とその研究者の紹介に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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