内容説明
日本と世界を「自分自身」で的確に理解する「ものの見方・考え方」をわかりやすく示す。情報化時代の真実を読み解き、構造改革の虚構を見抜く。アメリカや世界の実態を分析し、政治経済のみならず教育、環境、さらには都市や地方のあり方を思慮深く論じる。自立した日本人を求めてグローバル時代の「わが国」を探る。われわれの日常の生き方や企業経営への示唆に富む。実業界から国際経済、大学から行政までという著者の多彩な経験に裏付けられた深い洞察と数々の卓見。「うーん、なるほどそうなのか」と思わせる「考える政治経済論」である。
目次
第1章 情報化社会の虚実―ブームを超えて
第2章 不易流行―「構造」と「改革」
第3章 アメリカン・ビュー―American View
第4章 メーク・ディファレンス―Make a Difference
第5章 自立と自助と責任と―その無さ・乏しさ・少なさ
第6章 都市と地域と環境と―努力と実践
第7章 日本探し―「わが国」を求めて
著者等紹介
大岡哲[オオオカサトシ]
1951年愛媛県生まれ。東京大学卒業後、日本開発銀行入行。通商産業省産業政策局勤務、同行情報通信部次長等を経て、現在、日本政策投資銀行審議役。産業、金融、行政に広く携わり各方面にネットワークを有するほか、二度にわたり渡米、スタンフォード大学研究員、カリフォルニア大学客員教授を務める。また中央大学、東京女子大学、北陸先端科学技術大学院大学などの客員教授等を兼ね、若い世代の教育にもあたっている。「日米産業競争の潮流」「新・都市開発の時代」など国際産業論、地域論、公共政策に関する著訳書多数がある
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