内容説明
「パブのドアをくぐったとたん、私は心労を忘れ、孤独を逃れる」(サミュエル・ジョンソン)。イギリス人にとって、パブは単なる「酒場」や「居酒屋」を越えた「とにかく、一番ほっとする」場所であり、ぬくもりを求めて人々が集う場所である。イギリスではこれまで、パブを舞台に無限の楽しみ・壮大なロマンが繰り広げられてきたが、本書は、数百年の歴史を誇るロンドンのパブの数々を、興味深いエピソードと美しい写真を織りまぜながら紹介してゆく。
目次
第1章 パブと酒の文化史
第2章 物いわぬ歴史の証人、パブ
第3章 劇場パブ
第4章 移民たちの憩いの場所
第5章 恋人たちの出合いの場、それとも?
第6章 酔いどれ文士のたまり場
第7章 妙なる響きに誘われて
第8章 ロンドン飲みある記