内容説明
古今東西の書物を縦横に遍歴し、選んだ名著・快著が101冊。ユニークな語りで読書の魅力をとき明かす。
目次
H・メルヴィル「白鯨」
飯島友治編「古典落語志ん生集」
尾崎士郎「ホーデン侍従」
クラウゼヴィッツ「戦争論」
梶井基次郎「桜の樹の下には」
杉浦茂「猿飛佐助」
カザノヴァ「回想録」
兼常清佐「与謝野晶子」〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あきあかね
15
百一冊の書評集。文学作品を中心に、人文社会系の幅広いジャンルの本が取り上げられている。 まずそれぞれの本の感想に付けられたタイトルが素晴らしい。「往来の詩人たち」(室町京之介『香具師口上集』)、「叡智の年輪」(岡本綺堂『半七捕物帳』)、「靴底のドラマ」(シムノン『メグレ警視シリーズ』)、「活字のオデュッセイアー」(マクルーハン『グーテンベルクの銀河系』)、「虚構が虚構を殺す時」(ガルシア・マルケス『族長の秋』)など、その本の本質と魅力とを鮮烈な一語で切り取っている。⇒2025/02/24
きりぱい
6
著者なりの視点が簡潔で面白いのだけど、多いかなと思ったドイツ文学が意外に少なく、海外文学より日本作家の作品の方が多い。日本のものといってもちょっと独特なものが多くて、正直この先読まないだろうなの本が多い。101冊もあるのに読んだのは13冊しかなかった。知らざる真実に俄然読みたくなったのは『ドン・キホーテ』(これなかなか手が伸びない)。あとは2、3作ほど読みたくなったぐらいかな。和田誠、坪内稔典、シェイクスピア、伊藤整辺りもよかった。2012/03/09




