内容説明
いまヨーロッパは、民族紛争や幾多の戦乱の歴史をのりこえて、統一の第一歩を踏み出そうとしているのだ。しかし、ヨーロッパ統合の過程は、遠大な計画であり、近年の表面的な動きの底には、21世紀に続く豊かな理念をもった設計図が描かれている。この理念と統合の過程を人々の歴史と共に展望する。
目次
第1章 歴史―ECを創った人々
第2章 法―EC法秩序のダイナミズム
第3章 しくみ―ECの意思決定メカニズム
第4章 人―国籍を問われないヨーロッパ市民
第5章 国境―ボーダレス・ヨーロッパの課題
第6章 政治統合―マーストリヒト条約の歴史的意義
第7章 ヨーロッパ市民権―アイデンティティの創出
第8章 明日―EC統合と市民の支持
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
5
92年刊。まだECと呼ばれていた頃の本。「国際法上、国家は主権をもち、自らの意にそわない決定には従わなくてもいいのが原則だった。ハンス・モーゲンソー…は「主権は国家の同義語だ」といっている。モーゲンソーによれば、国家は、その領域において他国の干渉を排除する絶対的地位をもち、その主権は不可侵で分割可能とされていた。…EC法はこのような国際法の考え方に、本質的なところから変更をせまっている」統合の進展に伴い、各国議会の権限が縮小されていくことが楽観的に予想されている。2023/07/17
Motoka Hoshi
0
レポート参考書1993/04/22




