内容説明
俳句―それは日本で生まれ、世界中で広まった、最も短い文学である。この俳句は海外でもたいへん盛んで、国際俳句コンテストが開催されたり、また外国人のハイクが新聞・雑誌等に掲載されるなど、国内外の俳句熱は異常なまでの高ぶりを呈している。本書は、海を渡った俳句の明治期から現代に至る変貌ぶりや外国人の俳句観の変遷をたどることによって「なぜ外国人がハイクに魅かれるのか?」を浮彫りにした俳句文化論である。
目次
第1章 はじめに翻訳ありき
第2章 論争―上田万年とフローレンツ
第3章 誤解
第4章 蛙は一匹か数匹か
第5章 チェンバレンとクーシュー
第6章 フランスのハイカイ詩と高浜虚子
第7章 モンタージュ理論と俳句
第8章 禅と俳句
第9章 ビート派の詩人
第10章 眼に見えない詩人たち
第11章 「レンガ」―西欧における連句
第12章 児童詩としてのハイク
第13章 漢俳―中国における俳句の受容
第14章 英語ハイクの実例




