現代語で読む新島襄

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  • サイズ A5判/ページ数 312p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784621048061
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

内容説明

同志社大学の創立者である新島襄が青年時代から晩年にいたるまでに書いた数々の手紙や手記、日記などを現代語に読み下した新島襄選集。新島の生涯が辿れるように編年体で構成し、その教育思想や情熱、理想を現代の若者にも理解できるようにわかりやすく、正確に、読み下ろし掲載する。また新島の思想、人となりを知る資料として、写真、スケッチなどを豊富に収載した。

目次

第1章 千里の志(1843年~1865年)―渡米まで(私の青春時代(手記)
尾崎直記への手紙
箱館紀行(日記) ほか)
第2章 米欧に生きる(1866年~1874年11月)―帰国まで(春さんとの再会(初期の英作文)
春さんとの再会(原文)
新島民治への手紙 ほか)
第3章 創業の日々(1874年12月~1885年)―再渡米まで(ハーディー夫妻への手紙;新島民治への手紙;ハーディー夫妻への手紙 ほか)
第4章 宿志を託す(1886年~1890年)―永眠まで(愛とはなにか(説教)
平民主義の勝利(『将来之日本』への序文)
進め、進め、好男児(同志社普通学校卒業式での式辞) ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

patosan

6
今になって読んでよかったと思う。教育への想いがしっかりしている。尊敬すべき1人かな。2014/01/30

DIMENSIONSEC

3
読み物ではなく資料集に近い本だった。手紙や説教を現代文訳したものなので必ずしも有名なエピソードが時系列で整理されているわけではない。私のような新島襄ビギナーにとっては、「マンガで読む新島襄」の後にこちらを読むと理解が早いと思う。しかし、手紙の文言はなかなかリアルで当時の状況を忍ばせるものがあった。特に同志社大学設立にかけた思いはしっかり伝わってきた。日本の夜明けの時にここまで国の将来を見据えた教育者がいたことを知り感動した。2014/12/31

遼(haruka)

2
新島がどんな幼少期を過ごしたのか、如何にして渡米したのか、同志社設立の動機とは何か。彼は著書を殆ど残さなかったが、多くの人々との文通の中に、彼の考えを残した。国禁を犯しての渡米、基督教への回心、そして大学設立等、彼の意志と行動にはどれも並々ならぬ物があった。それらに感動すると共に、自らの不甲斐なさを痛感した。驚いた事は、彼が相当に徹底したクリスチャンである事だ。それが恐らく早慶との違いを生み、同志社の独自性を生み出した。しかし現在の同志社は、彼の理想とは違う物となってしまった。大学改革は今後の課題である。2016/01/26

ゆきりん

1
貴重な資料が豊富。真面目で一生懸命な新島襄の人となりがよくわかる一冊。 同志社を設立した後も間も無く廃校の危機に追いやられたり非難に遭ったりと下手な小説より波乱万丈。私の中で尊敬する人物の一人となった。2020/08/15

mayu

1
必須の授業で泣く泣く履修した授業「近代日本と同志社」だったが、予想以上にはまっている自分がいた。 新島襄の人間性に触れ、そして新島襄の目指した学校づくりを知った。2018/01/22

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