出版社内容情報
《内容》 医療関係者、介護や看護に携わる人々が患者とどのように接すれば良いのか、心の障壁を取り除き、効果的な治療に専念するためのコミュニケーションの方法を、様々な事例をあげながら解説する。
内容説明
本書は、医療や介護、そして福祉にたずさわる多くの人々のために、権威をもってではなく、より協調的な新しい「人間関係モデル」の実現をすすめるために書かれました。さらにそのような関係を築くために必要なコミュニケーションの方法も示しています。主に医師や看護婦と患者とのかかわり合いや会話の実例を通じて、人間関係の築き方が示されます。私達の誰もが、病気の家族や友達の介護者となる可能性があります。著者はこの本によって、医療専門家だけでなく介護や福祉に携わる方々が、患者の痛みや寂しさ、恐れや希望をより建設的に扱い、患者を力づけることができるようになることを望んでいます。
目次
1章 医師と患者の不満足な関係
2章 患者と協力的な関係を築くためのモデル
3章 共感的な聞き方―その応用と効果
4章 患者とのコミュニケーションにおける障害
5章 医療専門家のための自己開示の技術
6章 対立の効果的な対処
7章 あらゆる対人関係に