内容説明
本書は、「科学技術に携わる専門職としての責任」についての考え方を、数多くの具体的な事例を分析することによりわかりやすく解説した教科書である。科学技術者としての行動は、人の安全、健康、および福利におおきな影響を及ぼす。当然ながら、責任ある科学技術者にはさまざまなことが要求されるが、それを阻害するものも多い。本書では、モラル問題、環境問題、科学技術者/経営者の関係、リスクと安全、研究や試験の正直性などのさまざまな事例を取り上げている。
目次
第1章 序論
第2章 プロフェッショナリズムと倫理規程
第3章 責任ある技術者となるには
第4章 モラル思考序説
第5章 モラル問題を解く方法
第6章 モラル問題を解く判別テスト
第7章 正直性、真実性、および信頼性
第8章 技術業におけるリスク、安全、および責任
第9章 被用者としての技術者
第10章 技術者と環境
第11章 倫理を強制することと推進すること