出版社内容情報
《内容》 「生物物理学」の大学学部向けの教科書・参考書.理論的にも実験的にも扱いにくいとされるこの学問の魅力を平易に紹介していく.
内容説明
本書は、「生物物理学」の大学学部向けの教科書・参考書である。生物は、対象が柔らかい、道具立てが複雑で個性的な相互作用をしている、地球にしかいない、人工的に作り出しにくい、おまけに個々の対象がそれぞれの意志を持つ、などなどの理由で理論的にも実験的にも扱いにくい。しかし、逆にそれだけわくわくするような魅力に富んでいる。本書を読めば、「生物物理学」がどんなに面白い学問なのかがわかるだろう。
目次
1 生体分子の構造と機能発現機構―膜タンパク質を例として(生体は分子でできている;生物らしい分子;タンパク質の分類 ほか)
2 生体機能システム(分子機械;細菌べん毛;微小管 ほか)
3 生体情報処理機構(細胞膜受容体による情報伝達系;イオンチャネル結合型細胞膜受容体;酵素結合型細胞膜受容体 ほか)
4 生物集団の数理(生物の人口動態;生物の拡散と集合形成;パターンの形成―格子モデル)
5 人工生命(人工生命とは何か;人工生命研究の方法;人工生命研究の実例;おわりに)
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