内容説明
対称性という概念は、近代物理学の進歩の原動力として大きな役割を果たしてきた。これに異論を唱える人はいないだろう。本書は、物理分野に留まらず、生物分野にまでメスを入れた意欲作である。著者は言う―クォーク、素粒子、原子、分子、そしてＤＮＡ、対称性は自然のあらゆるところに顔を出す。さらに宇宙・生物の進化の謎を解く鍵は対称性の破れにあると…。対称性は謎解きの優れた道具なのだ。
目次
１ 現代物理の審美眼
２ 図形の対称性
３ 変換と群
４ 対称性の概念と分類
５ 原理としての対称性へ
６ 物質の究極の姿と対称性
７ クォークランドの冒険
８ 進化・相転移・自発的対称性の破れ
９ 遊園地での冒険
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しょ～や
1
対称性って普段あまり意識しないけど、理論的に考えるとこんな感じなんだ...と驚く。2014/08/25
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