内容説明
木村誠之助の「自然と建築との共生」をテーマにした住宅設計手法は、自然を包み込んだ抱擁する空間として時代に迎合することなく貫かれてきた。現代のように、作家のエゴを強要し、しかもその場限りの考え方で建築が乱立し、数年で取り壊される時代においては、氏独特の設計手法に学ぶべき要素が非常に多い。これらの住宅・住まいのさまざまな提案を作品とデザイン論により構成した。
目次
1章 木村誠之助のディテール―建築家の自邸
2章 ライフスタイルと間取り
3章 間取りの要素
4章 家と役割
5章 家と材料
6章 住宅設計・失敗のノウハウ