内容説明
世界中の噴火現場を駆け抜け、膨大な映像記録を遺したモーリス、カティア・クラフト夫妻。2人の科学者の偉業は、ロマンだったのか。1991年6月3日、普賢岳で非業の死を遂げた火山学者の壮絶な写真集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
本夜見
5
図書館の除籍本をいただいた内の一冊。1991年雲仙普賢岳の火砕流で命を落とした火山学者夫妻。彼等の残した世界中の火山の写真集。大地の脈動を感じる様な、自然の脅威を知らしめる様な、大迫力の写真たちでした。2018/11/19
grassbigsky
0
火山学者クラフト夫妻は火山に魅せられて世界中の火山噴火の調査や撮影を果敢に行われていた。LDを購入して観ていたのだがLDが使い物にならなくなりお蔵入りすることになった。検索で本書に行き当たり読んでみた。クラフト夫妻が雲仙普賢岳の噴火で亡くなられた後に追悼の意もこめ出版されたようだ。火山の写真に眺めいる。映像から書籍化されたようである。冒頭にクラフト夫妻の人生が簡潔につづられているが、「人生は完全燃焼しなければ生きる価値はない」(Mクラフト)という言葉に感じ入る。果たして自分自身は完全燃焼できるのだろうか。2024/02/22
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