内容説明
本書では、分析化学で用いられる基礎原理について平易に解説し、古典的分析法の章では方法論より、用いられる化学平衡に重点を置いた。更に、本書の特色ともいえる分離と濃縮の章において、分析対象の超微量化への対応、古典的な分析法と機器分析法の橋渡しを行った。又、実際の化学分析に必要な試料調製や分析値の取扱いについても必要な程度に触れ、同時に機器分析の章では最近の機器分析の進歩に遅れることのないよう、代表的な機器分析法の原理、特徴、および用途などについて具体的に記述した。
目次
1 序論―分析化学の発展
2 分析化学の基礎
3 分析に用いられる化学平衡
4 古典的定量分析法
5 分離と濃縮
6 試料採取および調製
7 分析値の取扱い
8 機器分析
9 分析化学の新しい発展