内容説明
歴史の中心都市として繁栄しつづけてきたカイロ、今も残る様々な大邸宅の跡を辿りながら探訪する。
目次
アラビアンナイトの世界
カイロの邸宅
カイロの邸宅の特色
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
328
現代において、なおアラビアンナイトの世界を髣髴とさせる街として筆者(建築家)はダマスカス、バクダードそしてカイロを挙げる。いずれも行ったことがないので、そうなのかと首肯するしかないのだが、私が今までに映像で見た中ではサヌア(イエメン)に極まるように思うのだが。この何年かは戦乱続きなのでどうかはわからないが、街はもちろん人々(特に男たち)の服装も、日常的にジャンビーヤ(半月形の短刀)を腰に差していることも。もうアラビアンナイトの世界そのものなのである。さて、本書で紹介する建築物だが、前半は各地のイスラム⇒2022/04/22