内容説明
近年の生物科学は、Watson‐CrickのDNA二重らせんモデルおよびPerutz‐KendrewのX線結晶構造解析法という二つの画期的な研究の結果、従来神秘につつまれていた生命現象を分子・原子レベルで解明する手段を獲得し、先端技術として開花しようとしている。本書は、極めて精緻な生体機能発現の主役であるタンパク質をテーマに、材料設計の観点より、その立体構造解析、構造変換等について様々な分野で行われている研究の最新の成果をまとめたものである。
目次
1章 生体超分子の構造と自己集合の機構
2章 DNA・タンパク質データバンクの現状とその利用
3章 タンパク質の立体構造と分子進化
4章 タンパク質の立体構造解析法
5章 ヘムタンパク質のタンパク質工学
6章 好熱性細菌利用によるタンパク質の熱安定化
7章 タンパク質工学の基礎としてのタンパク質化学
8章 酵母によるヒト・リゾチームの分泌生産と構造変換
9章 糖タンパク質糖鎖の構造、機能および生合成
10章 バイオエレクトロニスとタンパク質工学
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