内容説明
スーパーコンピュータなどのツール、理論自体の進歩により、物質・材料の諸性質を非経験的な計算によって予測できる可能性が急速に開けてきた。これはエンジリニアリングの見地からも重要な意味をもつ。なぜなら新物質の探索、物性値の理論限界の決定など、材料開発に大きなインパクトを与えるからである。本書はこのような観点より、電子論による物質構造や物性の予測の現状と将来動向を展望したものである。
目次
1章 表面電子状態
2章 半導体超格子
3章 金属超格子
4章 半導体混晶
5章 金属間化合物
6章 超微粒子