内容説明
計算機システムにおける分散処理とネットワーク化は時代の要請といえるものであり、ISOとしての標準化もなされてきている。本書は、これらにおいて用いられるOSI参照モデルの七つの層について詳細な解説を行い、また、Ada,CONIC等の分散システム用言語についてのケーススタディを提供し、高級言語の立場から分散処理およびネットワーク化の理解を推し進めようとするものである。
目次
1 分散システム―その定義、目的、利用法
2 分散システムのアーキテクチャ
3 ソフトウェア構成
4 通信プリミティブと関連するソフトウェア
5 通信システム
6 物理層
7 ローカルエリアネットワーク―データリンク層・メディアアクセス副層
8 データリンク層―プロトコル副層
9 ネットワーク層
10 トランスポート層とセクション層
11 プレゼンテーション層
12 アプリケーション向けサービス