内容説明
自然言語処理研究の目的は、人間が備えている自然言語の処理や運用能力を解明し、コンピュータにその能力を付与することにより、より一層使いやすくするためのマン・マシン・インタフェースの実現、さらに機械翻訳や文書自動生成、要約などが行えるシステムを構築することにある。本書は、上記自然言語処理の10年間にわたる著者の研究を例にとりあげ、わかりやすく解説を試みたものである。
目次
1 自然言語処理の概要
2 意味・知識表現
3 視覚と言語の接続
4 言語獲得
5 数学の文章題の理解と問題解決
6 文章理解と質問応答における知識の利用