内容説明
1932年から1959年まで、建築家を志す若者のグループ(タリアセン・フェローシップ)は、この世界的な建築家の偉大さに触れた。この時に交した手紙の数々をもとに、その印象を語り、氏の私観を披瀝する書簡集。様々な経験、感情のやりとり、試行錯誤、また、その成果をとらえ直し鮮明によみがえらせている。先に、刊行された「フランク・ロイド・ライト」―建築家への手紙―と併わせ、ライト氏の造家作家として創造の秘密を探る好個の書。
目次
1 タリアセン・フェローシップ
2 アイディアの発展
3 生活の楽しみ
4 先祖は慎重に選ぶこと
5 私の手の指たち
6 弟子達からの手紙