内容説明
弾塑性力学は、材料力学・破壊力学・塑性加工学・鋳造学の基礎となっているだけでなく、結晶塑性学においても必要な基礎学問である。特に材料技術者にとっては重要な分野にもかかわらず数学的な煩雑さから学習を敬遠されるきらいがあった。しかし、今日では数学的モデルさえ把握していれば、コンピュータの助けを借りることで数学的煩雑さから解放される。本書は、この事柄を念頭におき、数学モデルが十分把握できるような事項を選択・配列し、問題へのアプローチの仕方などを示した。
目次
1 材料の力学的挙動と構造力学
2 連続体におけるひずみと応力
3 等方弾塑性体の変形の力学
4 簡単な弾性問題の解法
5 剛塑性体の変形の力学
6 数値解析法の基礎